弾む旋律、進め食育 愛南2小学校がテーマ曲 歌詞と曲分担、29日の町大会で披露
愛南町が2010年度から地域ぐるみで進める食育のテーマソングがこのほど、町内2小学校の児童の手で誕生した。タイトルは「いただきます。」。食の大切さを歌詞にぎゅっと詰め込んだ明るい曲調の歌で、29日に開かれる町食育推進大会で、初披露される。
作ったのは、家串小(同町家串、23人)と僧都小(同町僧都、13人)の児童。14~15年度の町の食育モデル校だった家串小児童が、15年度の3学期に2年間の学習の集大成として歌詞づくりに挑戦。全校児童でフレーズを出し合い、今春卒業した6年生3人がつなぎ合わせて形にした。
16年度からモデル校になった僧都小がバトンを受け、歌詞を参考に作曲を担当。児童らが5~6月に、元音楽教師で城辺中学校非常勤講師の山本典政さん(61)に曲のイメージを口ずさみや鍵盤ハーモニカで伝え、山本さんが仕上げた。
歌は朝昼晩の三食にちなみ3番まであり、「愛情たっぷり赤黄緑」「もりもり食べようよくかんで」など食育にちなんだ歌詞が弾むような旋律に乗って流れる。29日のお披露目に向け両校児童は練習を重ねており、「歌を聴いた人が三食しっかり食べて健康になれるよう、元気よく歌いたい」と意気込んでいる。